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2023.06.15

ホワイト企業とは?社員にとって理想的な働き方とは?

ホワイト企業とは、社員が働きやすい環境を整え、社員に対して適切な待遇・福利厚生を提供する企業のことを指します。ホワイト企業では、社員を財産ととらえる傾向が強く、社員の働きやすさや生産性を重視し、社員がやりがいを感じるようになります。

ワークライフバランスという働き方が注目される現代社会において、ホワイト企業という言葉がよく使われるようになりましたが、重要なことは世間一般的なホワイトであるという情報を信じることよりも、自分に合った選定をするという前提で企業を見てください。

ホワイト企業とは

ホワイト企業とは、社員の健康と幸福を重視し、働きやすい環境を提供する企業のことを指します。ホワイト企業は、社員のストレスや過労を軽減し、生産性を向上させるために、柔軟な働き方やキャリアアップ支援、ワークライフバランスの尊重など、多くの取り組みをおこなっています。

つまり、CIS(Customer Impressive Satisfaction、顧客感動満足度)だけでなく、EIS(Employee Impressive Satisfaction、従業員感動満足)も追求している企業のことです。企業存続のためにはCISを追い求めることは当然ですが、人財は企業の重要な資産と位置づけ最大効率化を目指すためにはeisの追求も必須という考え方が現在の主流です。

ただし、ホワイト企業という言葉には明確な定義があるわけではありません。そのため、各企業が独自の取り組みをおこなっていることもあります。また、ホワイト企業という言葉は、ブラック企業との対比として使用されることが多いため、ブラック企業のイメージを払拭するために使われることもあります。

ホワイト企業で働くメリット

ホワイト企業で働くメリットは、大きく分けて以下のようなものがあります。

  • ストレスや過労が少ないため、心身ともに健康でいられる。
  • 柔軟な働き方が可能であるため、自分に合った働き方ができる。
  • キャリアアップ支援が充実しているため、スキルアップがしやすい。
  • ワークライフバランスが尊重されているため、プライベートの時間を充実させることができる。

まずは、健康面において、ホワイト企業では残業時間が減少することで、ストレスや疲労の軽減につながります。また、週休二日制や有給休暇の取得促進など、適切な労働時間が確保されることで、プライベートの時間を確保し、リフレッシュすることができます。

ワークライフバランスが尊重されていることは非常に重要です。ワークライフバランスを確保することは長時間労働をやめるということですので、成果を求める企業側の対応がむずかしいことが多いとされていますが、実際にはワークライフバランスを推進することで職場にプラスの影響が大きいというデータがあります。

また、キャリアアップやスキルアップにおいて、ホワイト企業では社員の能力開発に力を入れていることが多く、研修やセミナーの開催、キャリアアップ支援制度の充実など、積極的な取り組みがおこなわれています。コンフォートゾーンにいるだけでは自身の正しいキャリアアップが望めません。ストレッチゾーンに入るためにも企業側で環境を用意することがポイントです。

画像出典:両立支援・仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)推進が企業等に与える影響に関する報告書概要(少子化と男女共同参画に関する専門調査会平成18年12月)

ホワイト企業を目指す企業の取り組み

ホワイト企業を目指す企業にとって、社風は非常に重要です。社風が良ければ、社員はより一層仕事に熱心に取り組むことができます。また、社員同士のコミュニケーションが円滑に行われるため、チームワークもよくなります。

具体的には、ホワイト企業においては、次のような社風が求められます。

  • チームワークを重視する
  • コミュニケーションが円滑に行われる
  • 個人の裁量が大きい
  • 失敗を恐れず、積極的に挑戦する
  • 社員に対する信頼を大切にする

また、社員同士のコミュニケーションを促進するために、交流イベントや社員旅行などを実施する企業もあります。

柔軟な働き方の導入

従業員のライフスタイルに合わせて、テレワーク(リモートワーク)やフレックスタイム(自分の都合に合わせて、働く時間を自由に調整できる制度)など柔軟な働き方を導入することで、従業員のワークライフバランスを実現することができます。また、介護や子育てなどの状況に合わせた特別休暇や制度の設定も重要です。

特にリモートワーク制度は、社員が自宅やカフェなど、自分が働きやすい場所で仕事をすることができる制度です。これによって、通勤時間を省くことができ、社員のライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。

社員のスキルアップ支援

社員のスキルアップ支援をおこなうことで、働く社員のスキルアップやキャリアアップを促進することができます。研修制度の充実や、専門的なスキルを身に付けるための資格取得支援など、さまざまな方法があります。社員は自己成長を促進し、やりがいのある仕事を続けることができます。

社員の意見を積極的に取り入れる

ホワイト企業は、社員の意見を尊重する企業文化を醸成しています。社員の意見やフィードバックを積極的に取り入れることで、従業員のモチベーションアップや意欲向上につながります。アンケート調査やサーベイ、ヒアリングなどを通じて、社員の声をしっかりと聞くことが重要です。

社員同士や上司と部下の間でオープンなコミュニケーションがおこなわれ、意見を自由に言い合える環境を作ることで、社員のモチベーションやアイデアが広がり、企業の発展につながります。

社員の福利厚生の充実

社員の福利厚生の充実は、ホワイト企業を目指す企業にとっても重要なポイントです。保険や退職金、住宅手当など、従業員のライフプランを考慮した福利厚生を充実させることで、社員の安心感を高めることができます。健康診断やストレスチェックなどの健康管理にも力を入れることが重要です。

ホワイト企業の代表的な事例

ホワイト企業として知られる企業があります。その代表的な事例を紹介します。

これらの企業は、従業員のワーク・ライフ・バランスの改善に取り組んでおり、社員の働きやすい環境を整えています。しかし、すべての企業が同じように取り組んでいるわけではありません。

グーグル合同会社

グーグルは、従業員の幸福度を向上させるための取り組みを積極的におこなっており、社員に対してワークライフバランスの実現を重視した働き方を提供しています。例えば、社員には自分の仕事を自己管理する「20%タイム」という制度を設けており、個人のアイデアを自由に出し、自由に開発することができる環境を整えています。

また、グーグルは福利厚生面にも力を入れており、社員に対して有給休暇を取得するよう奨励し、子育て中の社員に対しては子育て休暇や育児休暇なども充実させています。そのため、グーグルは従業員からの支持が高く、ホワイト企業の代表的な事例として挙げられます。

リクルートホールディングス株式会社

リクルートグループは、日本を代表する人材ビジネスの大手企業です。その中でも、ワーク・ライフ・バランスを重視し、従業員の働き方改革を積極的に進めていることが特徴です。その一環として、フレックスタイム制度やテレワーク制度の導入、育児休暇や介護休暇の取得促進、パートタイム社員の活用など、多様な働き方に対応できる環境づくりをしています。

リクルートホールディングスは、求人情報サイト「リクルートジョブズ」や、住宅情報サイト「suumo」を運営する企業です。同社では、フレックスタイム制度やテレワーク制度を導入するなど、従業員の働き方改革に力を入れています。

パナソニック株式会社

パナソニックは、家電メーカーとして知られる日本の大手企業です。同社は、社員に対して福利厚生や教育制度などの充実を図ることで、ワーク・ライフ・バランスの改善に取り組んでいます。また、非常に高い年次有給休暇取得率を維持しており、従業員の休暇取得を推奨しています。

ランキング1位となったのはパナソニック。平均有休取得日数が28.7日で、1カ月当たり2日以上の有給休暇を取得している計算になる。平均有休付与日数はトップ100社の中でも2番目に多い36.0日であり(最も多いのは48位のメディカル・データ・ビジョンの37.3日)、取得率は79.7%となった。

引用:「有給休暇」の取得日数が多い100社ランキング(東洋経済)

ホワイト企業とブラック企業の違い

ホワイト企業とブラック企業は、その企業の社風や働き方、社員への配慮などに大きな違いがあります。ホワイト企業が社員の健康や生活面にも配慮し、長期的な雇用を目指すのに対して、ブラック企業は単に利益追求のために社員を過剰な労働に従事させ、健康を損ねたり、長時間労働や低賃金で働かせたりする傾向があります。

  • 仕事とプライベートのバランスが取れている
  • 長期的な雇用を前提としており、社員の成長やキャリアアップを支援する
  • 社員の健康や生活面にも配慮しており、ストレスや過労を軽減するための取り組みをおこなっている
  • 社員が自己実現ややりがいを感じられるような環境を提供している

一方で、ブラック企業は以下のような特徴を持ちます。

  • 長時間労働や過剰な労働を強要することがある
  • 社員の健康や生活面を考慮せず、適正な賃金を支払わないことがある
  • 社員の成長やキャリアアップを支援しないことがある
  • 人員不足や生産性向上を目的に過酷な労働環境を作り出すことがある

また、ブラック企業では労働基準法や労働安全衛生法などの法令を遵守していないケースもあります。ブラック企業に勤めることは、過労死や健康被害、労働災害などのリスクを伴うことがあるため、避けるべきです。

ホワイト企業は、社員に対する投資が大きく、企業の成長につながるという考え方もあります。社員が働きやすい環境を整えることで、生産性やモチベーションの向上にもつながります。一方、ブラック企業は、社員を搾取して短期的な利益を追求するという考え方があります。社員の離職率が高く、採用コストや育成コストがかさむこともあります。

働く環境の違い

ホワイト企業は社員が働きやすい環境を整え、労働時間や休暇制度などを充実させている一方、ブラック企業は過重労働や長時間労働を強いるなど、社員に負担をかけたり、違法行為をおこなうことがある。

待遇の違い

ホワイト企業は社員に対して、適切な給与・手当や福利厚生を提供し、働きやすい環境を整える一方、ブラック企業は低賃金・過労・違法行為などで社員の待遇が悪く、社員に対して不当な扱いをすることがある。

経営方針の違い

ホワイト企業は社員の福利厚生や社員の意見を取り入れた経営方針を採用していることが多く、社会的責任を果たすことが求められる一方、ブラック企業は利益優先の経営方針が多い。

企業イメージの違い

ホワイト企業は社会的に認知されることが多く、企業イメージが良好であることが多い。一方、ブラック企業は社会的に非難を浴びることが多く、企業イメージが悪いことが多い。

まとめ

ホワイト企業とは、社員が働きやすい環境を整え、社員に対して適切な待遇・福利厚生を提供する企業のことを指します。ホワイト企業では、社員の働きやすさや生産性を重視し、社員がやりがいを感じるようになります。

よく誤解されるのはブラック企業は長時間労働であり、ホワイト企業は長時間労働は課されないというものです。しかし、実際には長時間労働であるかどうかよりも、自身のキャリアプランに沿っているかどうかのほうが人生において重要なことも多いため、キャリア支援やスキルアップを前提として、自分に合っているかどうかという基準で企業を選ぶことが何よりも重要です。

どの企業も採用サイトにはポジティブな情報を載せておりますので、公式情報を見るだけでは情報の正確さを担保することはむずかしいのが一般的です。しかし、匿名掲示板やSNSだけでは主観が強すぎるため情報の信憑性も疑わしく、そのまま受け入れることはできません。そのため、転職会議やopen workのような企業口コミサイトやropro(ロプロ)のような企業検証サイトなどをうまく活用して企業選定をする必要があります。

この記事の執筆者

ropro編集局-コラム編集担当

ropro編集局-コラム編集担当

ropro編集局は、企業に関する正確かつ客観的な情報をお届けするため、求職者に役立つコラムを提供しています。採用や就職に関するトピックを専門に扱い、皆さまのキャリア形成をサポートします。

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